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住居に侵入して窃盗。被害額が高額のため実刑の可能性もあったが、示談を成立させたことで執行猶予判決

  • cases242
  • 2017年09月26日更新
男性
  • 男性
  • 20代
  • 無職×2名
  • 財産事件
  • ■犯罪行為 業務上横領
  • ■罪名 横領
  • ■解決結果 不起訴

事件発生の経緯

被疑者はおれおれ詐欺をして、老人をだまし、多額の現金を自宅に所持していました。

被疑者が海外旅行に行っているという情報を得た被害者らは、首謀者の指示のもと、被疑者宅に侵入し、窃盗をはたらいた。

被害額は約2000万円であったが、2名の取り分はそれぞれ20万円であった。共犯は4名いて、当事務所弁護士が弁護したのは、そのうちの2名。いずれも実行犯である。

3名が実行犯、1名は首謀者ですが、実行犯ではありません。

ご相談~解決の流れ

被疑者2名は所持金がわずかであったため、示談金も各自100万円しか用意できなかったものの、残額は分割で支払う旨の約束をし、被害者との間で示談を成立させました。

被害額が2000万円と極めて大きいことや、窃盗の中でも犯情の重い侵入窃盗であったことなど、被疑者に不利な状況でしたが、初犯であり、前科前歴がないこと、実行犯ではあるが、立場は従属的であったこと、本件犯行により、得られた経済的利益は各自わずか20万円に過ぎないこと、深く反省していること、両親が今後の監督を誓っていることなどの事情が考慮され、懲役3年執行猶予5年という、執行猶予付き判決が得られました。

解決のポイント

初犯とはいえ、被害額2000万円の侵入窃盗ということで、1発実刑の可能性が極めて高い事案でした。
なんとか示談をまとめられたことが功を奏し、執行猶予付き判決を得ることができました。

なお、うち1名については、残額の分割払いについて、後日100万円の一括払いで和解が成立しました。

全国の各オフィスから寄せられた解決事例をご紹介しております。(※ベリーベスト法律事務所全体の解決事例となっています)

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